
前回で自分の夢、やりたいことが何なのか、明確にするための話をしました。「自分がどうなりたいのか」を夢リストに書いて、その時の状態をイメージするという行動を起こしたことに嬉しく思います。
これまでは「何かしたいけど、何をすればいいかわからない」という方も、漠然としていたものが明確になりましたので「Have to do」が見えてきました。
そこで次に何を考えたらいいのかというお話をしていこうと思います。
先に言いたいことを伝えておきますが、夢、目標を達成する為には、「数値化」された計画が必要です。「数値化」は「再現性」を生み出します。
「何をどのくらい」するのか?How muchの考え方で、行動指標を立てましょう。
その為には、普段からの意識付けが必要になってきますので、具体例を交えながらお話していきます。
目次
- 数値化しよう。
- 自分の目標を口に出そう
- 行動あるのみ。
- まとめ
1 数値化しよう
自分がなりたい理想像の状態イメージと現状とのギャップの話を覚えていますか?
その時も同じように説明していたと思いますが、ギャップを埋めるための行動を起こすには数値化する必要があると説明しました。これについて補足すると
夢リストを書いて、新しい自分になるための行動を数値化する為にはその指標となるものを見つけないといけません。
計画とは、画(絵、イメージ)を計る事だと以前教えてもらいました。計るためには数字が必要ですよね。
分かりやすくする為に例えば、筋トレの話をしようと思います。
理想の状態イメージの自分の筋肉の状態について考えてみてください。大きく太っているビール腹ですか?それとも腹筋が割れたスマートボディでしょうか?
男性なら理想の状態イメージに「女の子にモテたい」というのは入っているでしょう。それなら太っていたらモテませんよ。例外もありますが腹筋割れてる方がモテるというイメージなので、僕はそれで話をします
腹筋って、何回やれば割れる?
腹筋が割れていないあなた(僕も)、何回腹筋やったら割れるのか知っていますか?ちなみに僕は知りません。経験をしたこともありません。
これでは数値化しようがありませんね。
なので、自分のわからない領域、経験をしていない領域に関しては素直にその道のプロ、もしくは経験者に聞くことが早いと思います。今では相手の時間を取らせずに、YouTubeやブログで情報を得ることができますので「調べる」と早いと思います。
その調べた数字を指標として、数値化しておきましょう。
(ちなみに腹筋を割る為には、体脂肪を落として、腹筋を見えやすくする必要がありますので腹筋だけでは無理)
腹筋を割るための数値はこのようになりました。「行動目標」となります。会社だとノルマとか言われるやつです。
腹筋 1日 50回 × 3ヶ月(90日)=腹筋バキバキ
有酸素運動 1日 3㎞ ×3ヶ月(90日)=体脂肪8%以下
このように数値化された目標があれば、「何をどのぐらい」やれば目標達成するか「行動目標の指標」となりますので、ここまで数値化しておきましょう。
ここで自分の決めたことを自分で実行することになります。もう立派なフリーランス、自営業です。会社であれば、他人が決めた他人の夢の為の行動をしなければ行けなかったのが、自分の夢の為の行動をすることになりました。
社長である自分が、従業員である自分に指示を出すイメージです。
あとはやるか、やらないか、自分で決めましょう。
2 自分の目標を口に出そう

ここで一旦おさらいしましょう。これまでの流れを簡単にまとめると以下のようになります。
1 夢リスト作成(期限、金額の設定)→手段の明確化
2 理想の状態をイメージ、現実と比較→ギャップの明確化
3 行動目標の設定 →ギャップを埋めるための作業量
4 目標を口に出そう→ 自分を発信しよう
まとめてみましたが、今まで何も着手せずに悶々としていた時と比べると夢に向かっている感じがしてきましたね。ここでは何が言いたいのかというと
口に出して決意表明をするという事です。
自分で決めた目標に対して、行動することまで明確になった今、周囲に自分の目標をアウトプットする事で後に引けない状況を作ることが大事なんですね。
これはなぜかいうと人間は「怠け者」だからです。多分否定できる人は少ないんじゃないでしょうか?
ちょっと隙があればすぐサボり癖が出ます。誰にも迷惑がかからない自分事なので「今日だけ休んじゃおう」っていう気持ちになります。
そこで気を抜いちゃうと一気にやらなくなります。誰もが経験があると思いますが、一旦気を抜くとモチベーションが上がりにくくなるのでオススメしません。
口に出して決意表明することで、周りが後押ししてくれるようになります。怠け者の自分を監視してもらうためなんです。
夢とか目標って、自分で達成していくというイメージがあると思いますが、実際のところ一人の力でやろうとするとたかが知れています。
周りの協力と応援があって初めて達成に繋がります。周囲は味方につけておきましょう。あなたが宣言した目標を達成した時に一緒に喜んでもらえると、頑張ってきた甲斐があったな〜と実感できます。自分の自身にも繋がるし、周囲には信頼が生まれます。いい循環が生まれますので、口に出すことが惜しみなくやっておきましょう。
3 行動する

最後はこれに尽きると思います。まず何よりも大事なことは「やってみる」というスタンスを貫くことだと思います。
コンサルタントをしていた時の事ですが、起業したいという大学生の起業プランを一緒に作っていて、一緒に行動目標を立てて「では実行していきましょう。来週の同じ時間に打ち合わせをしましょう」と言って別れました。
頭がよく、やる気もある学生だったのですが、翌週打ち合わせにいくと何もやっていませんでした。理由を聞くと「他にもっと効率のいい方法があると思ってリサーチしていました」との事です。
もちろん、最初から最適種など見つかる訳がないのですが、この学生にとっては最適種が見つかるまでは行動ができないという事なのだと思います。
「頭のいい人」にありがちな、納得してからじゃないと動けないという典型的なタイプでした。
計画を実行する時に大事なポイントは「まずやってみる」というスタンスです。やってみた結果、あまり効果がないから方法を変えてみるという考え方でいいと思います。
うまくいくかどうかはわかりませんが、「うまくいかない方法」を見つけたという事で、自分の経験値にもなりますし、後で別のアイデアも生まれてその経験が生きることになる日もきます。
その小さな行動の経験値が積み重なって、理想の自分へと繋がっていきます。
行動あるのみです。
4 まとめ
計画を立てる際のポイントは、状態イメージの数値化をすることから始めることです。数値化することができて初めて「計画」という段階に入ります。
そのため普段から、数値化する癖をつけておくことをオススメします。
なぜなら、数値化して行動することで、自分だけの指標を持つことができ、教えることができてかつ再現性が高いものになるからです。
ビジネスをやる上で再現性というは大事なことですので、小さなことから癖をつけることをオススメします。
終わります。