今日は不動産でIoTを活用すればこうなるという活用例と実例をお話しします。
IoTを活用すると入居者はIoTホームとして最先端技術に囲まれ生活ができ、生活のクオリティが上がります
オーナーは入居満足度を上げることで入居率、契約継続率UPすることができます
管理会社は管理コストを削減できる
など不動産のIoT化は、メリットがたくさんありますのでそういったところを活用事例、実例を元に解説していきます
不動産業を営んでいる方や、IoTを導入したらどうなるんだろうと興味のある方は読んでいただけると嬉しいです
もくじ
- 1.初期投資10万以下で始められる
- 2.スマホがあれば管理できる
- 入居者のメリット、管理会社のメリット
- 3.活用の実体験
- 4.まとめ
1 初期投資は10万以下で始められる
まず初期投資は10万以下で始めることができます。
不動産でIoTを活用するためにはまずIoT設備を導入する必要があります
この設備ですが、何をIoT化したいのかにより導入する設備は変わります。
基本的には”赤外線を使ってコントロールするもの”は全てIoT化できますので、センサーとコントローラーを用意すれば問題なく始められます。
具体例をいうと、エアコン、テレビ、リモコン操作可能な電気など赤外線で使っているものは、センサーとコントローラーがあればほぼIoT化できます。
他に、家の鍵をスマートロックにしたい、セキュリティを強化したい。ということも可能ですが
スマートロックにしたり、セキュリティを強化したいという場合は、専用の設備を導入する必要があります
「住宅をIoT化」というと、大きな工事などが必要というイメージもあるかと思いますが実はそんなことはなくて
基本的には大きな工事をすることなく、設備を導入することができます
例えば、スマートロックにしたいと思ったら、スマートロックにできる設備を導入しますが
この設備も一台2〜3万円で販売されています
取り付けもカンタンで、ドライバーでネジを外して新しく設置するだけなので、誰にでもできます
他に、セキュリティを強化するために窓に設置するセンサー(窓の揺れを検知してスマホに通知する)
赤外線で家電と繋げるコントローラーなどの導入をしても
合計9万〜10万円で済みます。
IoTという最先端技術を導入して、この金額は安いです
これはなぜこんなに安くできるかというと、前述したように「工事が不要」だからです。
ただし、スマートロックの導入時に鍵の形が違うなどもありますので
その時は工事が必要になります。
鍵の形状があっていれば、カンタンな工事で済みますので、初期費用を10万以下でIoTの生活を始められます。
2 スマホがあれば管理できる
不動産のIoT化はスマホがあれば完結します
なぜかというとIoTは赤外線と、インターネット通信規格を使います。その機能を全てスマホが備えているからなんですね
そのため、誰にでも扱いやすいことが特徴です。
スマホでどんな管理ができるのか、具体例を上げていきます。
入居者ができる管理
- 電気を点ける、消す
- 鍵を開ける、閉める(外出先でもOK)
- インターホンの対応(外出先でもOK)
- エアコンを点ける、消す
- テレビを点ける、消す
- カーテンを開ける、閉める
- 室内の様子を観察する
入居者ができる管理としては、家電が全てスマホで操作ができるようになります
実際めちゃくちゃ便利です
ちなみに最近だとスマートスピーカーと呼ばれる音声コントローラーが人気ですが
このスマートスピーカーだとさらに便利になります
音声認識能力がかなり高いので、聞き取り間違いがほとんどありません
僕はGoogleが好きなので導入しましたが、Amazonのアレクサの方が日本語認識能力は高いと聞きます
導入することで、スマホを使わずに音声だけでコントロールが可能になります
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オーナーができる管理
- 入退去管理
- 毎月の収支確認
- 空室状況確認
- 入居者との連絡(チャット)
- チャットで告知
- ルーティンでゴミ捨て日告知
- 掲示板で知らせることをチャットで対応
- 監視カメラの管理
- 電気の利用量、利用時間などのデータ収集
一方、オーナー側でも多くの管理をスマホだけで行うことができます
具体例をお話しすると上記に書いた通り、一通りの管理業務はスマホで行うことができます。
また他により具体例なお話しすると
・空室状況をスマホでチェックして空室対策のためのデータを集める
・収支状況をデータで一括管理することができ、資産状況を一目で見やすくすることで、積極的な資産運用が可能
・毎回掲示板に張りに行っていた(ポスティングしていた)告知などをチャットで行うことができ、入居者が見たかどうかの確認も可能に
・英語翻訳機能がついているので、外国人入居者でもカンタンに入居案内ができる
などメリットはたくさんあります。
情報社会ですので、データを集めることができるのは一つの強みとなります。
3 活用の実体験
実際にIoTを導入して、活用されている例をお話しします。
◾️パターン1 スマートロックを活用
スマートロックを使うようになって、鍵を持ち歩く必要がなくなり荷物が減った。
友達(彼女)が訪ねてきたときに、外出先からスマホで解錠することができる。
合鍵を作る必要がなくなった、(お金のメリット)
◾️パターン2 管理会社がIoT化
アプリシステム上で鍵を操作することができるので、内見の時の業務が減った。楽になった
鍵交換の手間が省けて、管理コストが下がった
入居者とのやりとりで煩わしさが消えた
◾️パターン3 スマートスピーカーを導入
ベッドから動かなくても生活できるようになった
家電を増やすたびに増えていたリモコンがなくなり、煩雑さがなくなった
スマホの画面を見る回数が減って、目の疲れが減った
これらの活用例を見てみると仕事としての活用と、QOL(生活のクオリティ)を上げるための活用の両方の視点で見てもメリットがあることがわかります
実体験として、生活のクオリティが上がったのを感じます
大きな変化はありませんが、ちょっとしたときにあって便利だなと思えることが多いので
日常に浸透するくらい便利ということでしょう
4 まとめ
不動産でIoTを活用した場合の実体験と、入居者、オーナーのメリットについてまとめると以下の通りです
・入居者 生活のクオリティが上がり、最先端の生活ができる
・オーナー 管理コストが削減でき、入居者とのやりとりもカンタンに。外国人でも対応できる
実際に世界的に見れば、IoTはどんどん導入されておりスマートシティなどでも導入が決まっています
日本はIoTはまず商用化という方向性で進んでいますが、生活に密着したところでも十分そのメリットを感じることができます
とはいえ、まだまだ日本ではIoT化は進んでいませんので、これを仕事においても、日常生活においても、IoT化をすることでメリットがあることを覚えておいてもらえたらいいかなと思っています
不動産をIoTを活用することは、最小限の費用で、カンタンに始められますので、IoTを不動産で活用することをオススメします
そろそろ終わります。