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金融市場では、FRBの大幅な利下げを織り込み、米国の長期金利も低下が進んでいる。ただ、筆者自身は、長期金利の低下と、それがもたらす株高によって、景気が市場の想定以上に刺激され、利下げが早々に打ち止めになると考えている。元々、米国経済のソフトランディングを想定してきたが、年明けにも、景気の強さが意識されるようになるのではないか。現段階では、累計で75~100bpの利下げを想定しているが、2025年後半には、むしろ利上げが意識されるようになる可能性もあるだろう。ソフトランディングした後は、利下げではなく、利上げに向かうというシナリオが妥当のように思われる。トランプ、ハリスのいずれのケースにおいても、拡張的な財政政策が続く。これらの結果、他の国もさほど大きな利下げは可能にならず、必要な利下げが十分に行われないため、経済は米国に劣後するという展開が続くのではないか。それ故、やや長い目で見れば、ドル高トレンドもまだ終わっていないと考える。
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Kenzo Noguchi
野口 賢三 Kenzo Noguchi
1989年福岡市出身、東京都在住。
国家公務員、デイトレーダー
投資歴7年、外国為替、暗号資産、日本株式等
夢は
「相場を動かせるクジラになること」
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