今日は外国人の支援業務を説明します
人材の現地募集を画像付きで説明します。
外国人支援の会社、日本語学校でどんなことしているのかわからない人も多いですし、今の日本での外国人の立ち位置も不安定な状態です。
技能実習制度での問題点も多く聞きます。
また新しく入管法が改正されて特定技能というビザもできましたので、これからも外国人就労者は増える事が予測されます。少しでもこの業界について知っておいてもらいたいと思ってます。
外国人受け入れの業務をする方や、どんな業務をしているのか知らない人に向けてお話ししていきますので、この業界で仕事をされている方にも参考になればいいかなと思います。
目次
- 視察の前準備
- 人材募集セミナー
- まとめ
前置きとして
日本にいる外国人って、何してるの?と思う人がいると思います。外国人が日本に来る際にはそれぞれ理由がありますし、どういう立場で日本に来るのかにもよりますが、ほとんどが仕事、学業をしています。
語学留学で日本に来て、アルバイトで生計を立てながら留学を成功させようと頑張っています。コンビニや、居酒屋などで働いている外国人はアルバイトであればほとんどの確率で日本語学校、専門学校に通っている留学生です。
ただ、留学生であっても勉強に熱心ではなく、アルバイトばかりしているような留学生もいます。そういう留学生は授業中に寝ていますので、すぐにわかります。
このように、出稼ぎ目的の学生がいるのは、現地での人材募集の段階で間違った方法で募集されて来ている可能性が高いです。現地送り出しの悪いところから募集しているのだとすぐにわかります。
現地募集は一番大事だといっても言い過ぎではないと思います。ですので今回は現地募集の段階から説明していきます。
1 視察の前準備
ベトナムのノイバイ空港に到着しました。日本からはおおよそ5時間30分で到着します。オススメの航空会社はベトナム航空です。時期によりますが、往復4万円位です。出張なので経費はあまりかけません。
歩道橋に日本の「Panasonic」の文字があります。ノイバイ空港は日本が建設した国際空港ですが、今となっては韓国の会社の広告ばかりで日本の存在感は薄くなっています。
手配しておいた車で市内に向かいます。おおよそ1時間あればHotelのチェックインまで済ませられます。タクシーは事前に手配しておくのがベストです。現地に知り合いがいればお願いしましょう。
ハノイの地図です。旅行で来る場合はどこの宿泊施設でもいいですが、人材募集などの仕事で来る場合は、青い円で記してある地域に宿泊することをオススメします。
オススメする理由は主に3つあります。
・市内から比較的空港に近い位置にあること、
・人材教育センター、日本語センターなどの施設が密集している地域に近いこと、
・日本人街、LOTTEタワー、他観光地へのアクセスもいいので、出張中の休日に観光もしやすい
もちろん仕事内容や目的の会社の位置によって変える必要があると思います。都度柔軟に変える必要はありますが、このエリアなら間違いないエリアです。
2 セミナー開催で人材募集
人材募集をするなら、主に3つの方法があると思っています。
- 留学生を募集するなら→高校や現地センターへの募集
- 実習生を募集するなら→技能実習センターへの募集
- エンジニアを募集するなら→大学や専門学校への募集
どんなことをやっているのかというと、セミナーです。募集をしている学校や企業のプレゼンをして、「日本で働きたい」「日本で勉強したい」という人材を募集します。
セミナーの雰囲気です。普通に話しているような感じですが、この場には日本人一人です。他は学校長、服学校長、センター職員、学生と全てベトナム人です。
日本語と英語を織り交ぜながら、時々ベトナム語を使います。
セミナーをしているときに学生の反応や、態度を見ていると、本当に日本に行きたいのか?出稼ぎ目的なのかどうなのか、なんとなくわかるようになります。
またセミナーが終わった後は、学生と話す時間もありますので、日本語の上達具合をチェックしながら、面接っぽいことをします。優秀な学生、伸び代がある人材を選出しながら募集しています。
優良な送り出しならいいのですが、優良ではない場合気をつけないといけません。日本に来てから管理コストが上がったり、失踪するような場合もあります。
見極めるのは難しいですが、現地募集で人材を選び間違えなければ優秀な人材を囲い込むことができます。
みんな真剣に聞いてくれています。写真は全てベトナムのものですが、他の国でも基本的にやることは一緒です。ベトナムは国をあげて教育に力を入れていますので、みなさん勉強熱心です。
余談ですが、国立のハノイ大学へ視察に行った時のことでしたが、「こんにちは〜、お仕事でか?日本人ですか?」と声をかけられました。
発音や日本語の使い方も違和感がなかったので、大学で日本語を教えている先生かな?と思ったら日本語を専攻している学生でした。
日本語能力の高さに驚きました。
ハノイ大学、ハノイ貿易大学など優秀な学生が集まるコミュニティもありますので、とびきり優秀な人材の場合大学に行くべきですね。
3 まとめ
今回は外国人受け入れ業務の第一弾、人材募集についてお話ししました。次回は人材募集が終わってからの業務をお話ししていこうと思います。
終わります。