新型コロナウィルス感染症に感染しないための予防方法についてお話しします。
その前に新型コロナウィルス感染症の現状について
新型コロナウィルス感染症は4月12日日曜日12時時点で感染者は6,748例となりました。
内訳は、患者4,302例、無症状病原体保有者507例、陽性確定例(症状有無確認中)1,939例となります。国内の死亡者は98名です。※厚労省発表
現時点での感染者からの死亡率は1.45%です。(死亡者÷感染者)
また、国内での退院者は22名増加し、784名となりました。
無事に退院できた感染者も数多くいますので、しっかりと予防、防止策をすることで比較的軽症で済む確率が高そうです。
感染の仕方を理解する
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。
飛沫感染(ひまつかんせん)
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
居酒屋など飲食店に対して休業を要請する理由はこの飛沫感染を抑制するためのものです。
営業時間の短縮をしている飲食店もありますが、時間帯を変えれば感染するという訳ではありません。
感染を恐れすぎてお店に行かないというのもやりすぎだと思いますが、この飛沫感染を防ぐためにも今はまだ行くべきではないでしょう。
接触感染(せっしょくかんせん)
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
入り口ドアの取っ手、トイレのドア、意外と見落としがちな蛇口、手すりなど
どれも感染経路になります。
また誰かの飛沫がついたものに触れることで接触感染になってしまいます。
握手するのも接触感染ですね。
感染しない、させない方法
手洗い、うがいを心がける
まずは手洗いが大切です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などに
こまめに石けんやアルコール消毒液などで手を洗いましょう。
アルコールスプレーなど商品が品薄になっているものもあります。
石鹸水などをスプレーボトルに入れて持ち歩くといつでも簡易的な消毒をすることができます。
正しい手洗いの方法→
アルコール除菌ではなく、特殊な材料を使って99%除菌できる「バイオトロール」という製品もあります。
マスクをして、周囲への感染を予防
緊急事態時の最低限のエチケットです
マスクが変えないという方は、自作しましょう
マスクの作り方→ 5分51秒
マスクをすることで、他者への感染を防ぐことができます。
換気の悪い密閉空間は避ける
ビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)における空気環境の
調整に関する基準は、必要換気量(一人あたり毎時30m3)を満たすことになり、「換気が悪い空間」には当てはまらないと考えられます。このため、以下のいずれかの措置を講ずることを商業施設等の管理権原者に推奨いたします。
換気回数※を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する。)
とすること。
※ 換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数をいう。
空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。窓が一つしかない場合は、ドアを開けること。
要するに換気を十分に行い、空気を綺麗に保ちましょうということですね。
多数が集まる密集場所は避ける
上のイラストのように、多数の人間が密集している場所はできるだけ避けましょう。
満員電車なども該当します。
どうしても避けられない場合、意識して人との間隔を2メートル以上開けて行動することを心がけましょう。
密接場面を作らない
普段から意識せずに密接環境になっていることも多いのではないかと思います。
マスクなど予防をして、人との間隔を空けて行動することで密接を避けることができます。
こんな方はご注意ください
次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合はすぐに連絡しましょう
お問い合わせ先
その他、ご自身の症状に不安がある場合など、一般的なお問い合わせについて
は、次の窓口にご相談ください。
厚生労働省相談窓口 電話番号 0120-565653(フリ―ダイヤル)
受付時間 9:00~21:00(土日・祝日も実施)