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人生100年時代という言葉が生まれた2019年。これまでは80年と言われていた時代から20年も伸びていることにびっくりしました。
7年前に資産形成コンサルタント(今でいうFP ファイナンシャルプランナー)として起業しました。当時はFPという認識度も今ほどなく、FPってなに?という説明を毎回しなければいけないほど(聞かれなくてもしますが)認知度は低かったように思います。
ですが今となってはFPという言葉を聞かない日はなくなりました。そこで今日は日頃よく聞くFPという仕事をしている人はどんなことをしているのか、知らない人向けに書こうと思います。
目次
- FPってなに?
- FPってどんなことをしているの?
- FPを選ぶポイント
- まとめ
1 FPってなに?
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
日本FP協会から引用https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/
上記のように定義されています。こうなりたい、こんな人生を送りたいという要望を聞き、その目標達成に対しての資金計画を立てて、確実に実現するよう対策をしていきます
・FPを使ったほうがいい人
FPを使ったほうがいいひとはほぼ全員だといっていいと思います。というより「一家に一人」専属のFPをつけていると安心できると思います。
それもできるだけ早い段階で自分とあったFPを見つけることも重要だと考えます。お金の問題というのは予期せぬ時に起こることもしばしばありますので、問題が起きてから相談するのではあまり大きなメリットというのは出せません。
僕が考えているFPとは「10年スパンでお付き合いをすること」を前提としています。すぐにメリットが出ないとサービスを解約するお客様も中にはいらっしゃいますが、資産形成をする上で1年や2年で考えている人は資産形成に向いていないと考えています。
「会社経営をする上での経営アドバイザー」の立場で、お客様のライフプランに合わせた提案をするのがFPです。
2 FPってどんなことができるの?
経験談としてのFPの業務を挙げていきます。実際に要望があったことに対応したりなど幅広く対応しますが、基本的なものも含めています。
- ライフプランニング 80歳くらいまでのライフイベントをヒアリングしてライフプラン表を作成
- 毎月の固定費をヒアリングして、削減できるポイントでのアドバイス
- 車を購入するときのカーローン紹介
- 金融商品の紹介
- 住宅を購入する際のメーカー紹介
- 太陽光投資をする方へのメーカー紹介
- 毎月の支出チェック
- 家計簿相談
- 事業立ち上げの際の資金計画表作成
- 助成金申請のサポート業務
- 退職金の資産運用相談
- 事業節税相談
- 相続相談
上記に挙げましたが、基本的には「お金のかかるポイント」で活躍できます。厳密にいうと、お金のかかるポイントを相談した上で対策をするというほうが正しいです。
考え方は「転ばぬ先の杖」という考え方です。
これはどういうことかというとお金のことというのは、問題が起こってからでは時すでに遅し。ということがほとんどです。転ぶ前に、転ばないように対策をするのがFPです。
転んでからだと、相談をする先が弁護士になったり高額な報酬が必要なプロにお願いしなければならなくなります。
転んでしまう前に、お金の専門家に相談しておくことが重要なんですね。
・FPの収入源は?
FPの収入源は基本的に「紹介料」で成り立っています
住宅を購入するお客様を、住宅メーカーに紹介することで、住宅メーカーから紹介料をもらいます。
金融商品を紹介したときの手数料、住宅メーカーを紹介したときの手数料、カーローンを紹介したときの手数料など、ほとんどが手数料収入です。
もちろん原資は、お客様のお支払いする金額ですがFPの報酬分としてお客様の支払いが増えないようにしています。
直接お客様から費用をいただいていたのは「年間12,000円」のコンサル費用だけでした。かなり良心的だったと今でも思ってますw
3 FPを選ぶポイント
世の中にはFPと呼ばれている人は数多くいます。
保険会社に勤務している人もFPと名乗りますし、証券会社にもいます。お金を専門として扱う業界に多いですね。
また「独立系FP」と呼ばれている人も多くいます。彼らは特定の企業、団体に属さず個人で活動している人です。
サラリーマンFPは、会社の商品を販売しなければならないため、資産が増えるように見えて実は損をするような商品を販売していたりします。(どこかの会社の学資保険など)
彼らはお金を扱うプロではなく、商品を販売するための教育を受けた販売員です。商品を売った1年後には会社をやめていたりします。
独立系FPはもともと金融の業界で働いていた人が独立して始めた個人事務所だったりするフリーランスのような働き方をしています。
大きな会社ではないので「信用」面においてサラリーマンFPよりも白い目で見られたりします。ですが、お金のプロとして独立すると覚悟を決めた人達です。
どちらも同じFPですが、専属のFPとしてつけるのであれば「独立系FP」のほうがオススメです。
サラリーマンFPだと自社商品以外は提供できないというデメリットがあります。また10年以上のお付き合いができる人は限りなく少ないというのがあります。
独立系だと、本当に自分にあった商品、アドバイスをもらえる場合が多く、金融商品以外の問題に対しても幅広く対応してくれます。
また独立系FPは、実際に自分のお金を投資して会社を作り自分で資金繰りをしている場合がほとんどです。お金の扱いに慣れていることが最大のポイントだと考えます。
FPを選ぶときは、実際にお金を扱い、お金を増やした経験のあるひとを選ぶことが重要です。保険商品を販売する経験だけではなく、他のいろんな経験をしていると、いいアドバイスをしてくれます。経験からくる知恵を持っているからですね。
知識はあって当たり前ですので、経験値を基準に選ぶことが大事です。
4 まとめ
FPを選ぶポイントは
- お金のプロとしての経験値を持っている人
- 独立系のFP
- 10年以上お付き合いを考えられる人
上記の通りです。
わかりやすい例えで行くと、実際に会社を経営したことがない人が経営コンサルタントとして会社の社長にアドバイスができることがあるかというとありません。
経営コンサルタントとしての知識はあるのかと思いますが、あくまでも机上の空論です。経営コンサルタントとして会社社長にアドバイスをするのであれば、会社を経営している経験を持っていることが大前提ですよね。
そういう意味でも、FPとして資産を増やすことができた経験を持っている人、もしくは自身の資産を実際に増やしている人を選ぶことが重要だと思います。
また、資産というのは1年や2年じゃ増えません。お金と時間の力を使って10年スパンで増やすことを考えていなければいけません。そういう意味でもすぐに退職して責任逃れができるサラリーマンFPよりも、独立系FPを選ぶべきだと言えます。
最終的にものをいうのは人柄です。経験があり、自分で会社を経営している人だとしてもお付き合いしたいと思える人柄でないと10年以上のお付き合いができるとは思えません。
自分にあったFPを探すことは難しいですが、どなたかFPを専属でつけている人から紹介をしてもらう方法が一番早くて信頼ができるFPに出会う方法だと思います。
まずは友人に「FPって知ってる?」と話をして見て知っていたら紹介してもらいましょう。
人生100年時代。お金の話をするのは変なことでもありませんし、悪いことでもありません。積極的に資産を増やすことを考えて、10年後には1000万のメリットが出せるようFPを使う手段も検討してみてください。
終わります。