今必要なのは世代を超えた助け合い
まず初めに、少し真面目な話をします。
日本の農家は人手が足りていません。若者の農業離れ、そもそも第4次産業革命であるIT化に社会が進んでいる中、若者には人気のない職業の一つ「農業」
様々な要因が考えられます。
農業を始めるにあたって問題なのは、新規就農のためのハードルの高さ。
農地の確保が難しく、何らかのツテがなければなかなか農地を使うことができません。
なんとか農地を確保できても、今度は水利権で頭を悩ませる必要があります。
また農業を始めても、すぐに収入が発生するわけではありません。農作物を育てる時間が必要ですし、収穫した農作物の販路を確立しなければ現金収入を得られないのです。
そういった多くの問題がある中、新型コロナウイルスの蔓延という悲劇が襲いました。
一方では新型コロナの影響で会社が休業となった社会人や、学校が休校となり学校にいけない学生であふれています。学校の休校、そしてさらにアルバイト先の飲食店が営業停止となりアルバイトができず、学費も払えなくなり退学を検討する学生が15人に一人という割合になっているようです。
また海外でボランティア活動をしていたJICAのボランティア隊員も、世界的なウイルスの蔓延により、活動ができず強制帰国、家で時間を持て余している人は1800人にも上ります。
困っている人同士、マッチングさせる
人手不足で困っている農家さんがSNSでお願いする。
手伝ってほしいことはよくわかりますが、実際今の農業に対して興味がある若手は多くはありません。
第1次産業に生きている農家、第4次産業のど真ん中の若者をマッチングさせることができれば、現在コロナの影響で仕事がない仕事を無くした求職者、休業を要請された企業、飲食店に勤めていた方、学校終わりに居酒屋でバイトしていた学生を農業の仕事に従事してもらうことで農業の人手不足を解決する方法となるのではないかと考えています。
マッチングする為の方法
農家の方には、SNSを活用していただくほかにありません。
しかし現在の日本の農業従事者は68.8歳です。とてもじゃありませんが、SNSを使って募集行為ができるようになるとは思えません。
そこのサポートをするはずのJAも時代錯誤も甚だしいようで一向に農業従事者の問題も解決に向かいません。
ただ高齢者の方が自身でする必要はなく、そのご家族、比較的デジタルに強い方に依頼をして投稿分を作成し、投稿するだけで済みます。
農家の方の募集投稿例
農家の方・・・・#農家ヘルプを入れて投稿
求職者の方・・・#農家ヘルプで検索
人材が不足している農家さん、またはその農家の知り合いがいるという方はあるルールに則って、SNSに投稿をしてもらえればいいだけです。
上記の様に場所、給与、時間、期間、仕事の内容などを文章で作成します。
JAや他機関であればややこしい書類を作り、手間数が多くて頻繁に更新もできないと思います。
SNSならそのような問題もおきず、遠くに働きにでている息子さん、娘さん、お孫さんでもできます。
「#農家ヘルプ」で投稿、検索
このマッチングプロジェクトを稼働させるためには「合言葉」のようなものが必要です。
#農家ヘルプが合言葉
農家の方は「#農家ヘルプ」という合言葉を入れて、SNSに投稿をすることがルールです。
そして求職者は「#農家ヘルプ」で検索をすることで投稿にヒットすることになります。
注意点
緊急事態宣言の最中ですので、県外をまたぐような移動は自粛しましょう。
出来る限り県内の求職者とマッチングすることが望ましいですね。
移動はマイカーでの移動とし、公共交通機関を使わないことが感染拡大防止になります。
また手伝ってもらう農家さんの方でも感染拡大を防ぐ方法を事前に準備しておくことが必要です。
マッチング無料。上手にサービスを活用する。
SNSは基本的に無料で使えます。匿名性の高いものからプロフィール的な役割を果たすものまで様々です。
人手不足の農家さんは、すぐにでも手伝いが必要なはずです。しかし現在農家と求職者をつなぐ役割を果たしているところは結局色々な手間がかかり、書類のやり取りだけでも大変です。
昔からあるものは、確かな実績があるのでそこを使うという方法以外に考えられない人も多くいるとは思いますが
遠くにいるご家族の方に、電話でお願いをするだけで完了してしまいます。
中間で紹介料などが発生することもありません。
すぐにでも始められる、自社募集です。
終わりに
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、日本中が暗く、先の見えないトンネルを歩いているかのような状態です。
経済も停滞し、人材不足のはずが人々に仕事がないという状態になってしまった業界も少なくありません。
それでも農作物や果物は何もなかったかのように育ち、収穫の時期を迎えます。
今助けが必要なのは、大企業でも、テレワークが可能な業種でもなく
私たちの生きる活力となる農作物を作っている農家の方だと思いこのアイデアの実現を目指しています。
誰かひとりでもこのアイデアで救われ、少しでもこの国難を乗り切るための助けとなりたいと思っています。
終わります。